家づくり 2023/05/02
ローコスト住宅ってやばいの?ローコスト住宅の危険性や落とし穴
住宅を建てるにも、なるべく安い方が良い、というのが本音ですよね。でも、ローコスト住宅には思わぬ落とし穴が潜んでいる場合も。
そこで今回は、ローコスト住宅が安い理由と危険性、ローコスト住宅でも失敗しないためのポイントを解説します。
大きな買い物になる住宅だからこそ、失敗しないための正しい知識を身につけていきましょう。
Contents
ローコスト住宅ってどんな住宅のこと?
ローコスト住宅とは、その名の通り一般的な価格よりも安い費用で建てられる家のことです。
地域にもよりますが、一軒家を建てる平均的な費用は「3,500万円」程度。これに対して、ローコスト住宅であれば「1,500万円〜2,000万円」程度で建てられます。
では、なぜ安くなるのか?次の項目で見ていきましょう。
ローコスト住宅はなぜ安い?4つの理由を解説
ここでは、ローコスト住宅が安い主な理由を解説します。
1.住宅そのものを規格品にしているから
一般的な住宅に比べ、ローコスト住宅は規格住宅である場合が多いです。規格住宅とは、オリジナルではなく、間取りや設備などのプランがあらかじめ決まっている住宅のこと。プラモデルのようなイメージですね。
ただし、規格と言っても一種類ではなく複数のプランから選べる会社が多いため、ある程度自分の理想に近づけることはできます。
2.材料費を安くしているから
規格品の場合が多いローコスト住宅は、カスタマイズ性が低い代わりに複数の住宅に同じ材料を使えるため、材料の大量仕入れが可能。
一般的には資材や設備をまとめて購入するほど単価が安くなるため、一度に大量に仕入れることで、品質の良いものでも安く使えるのです。
3.人件費を抑えているから
先ほどお伝えした通りローコスト住宅の多くは規格化されており、手順通りに組み上げるなど、効率良く進められる仕組みのものが多いです。特化した専門技術が必要となる場面が多くなく、不測の事態も発生しにくいため、少ない人員で建てられます。
その分、人件費が削減され、費用に反映されるというわけです。
4.広告宣伝費を抑えているから
大手のハウスメーカーは、テレビCMやSNS広告などで芸能人を採用するなど、高い広告宣伝費をかけています。
一方ローコスト住宅では、地域限定のCMであったりラジオCMであったりと局所的な広告を行うことで宣伝費用を抑制し、コストダウンにつなげている場合があります。
しかし、安いことはメリットばかりではありません。次の項目で、ローコスト住宅の危険性について見ていきましょう。
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格安に注意?ローコスト住宅に潜む4つの危険
ローコスト住宅には、大きく4つの危険性があります。それぞれ見ていきましょう。
※ここで紹介するのはあくまで可能性としての一例です。すべての業者に当てはまるわけではありません。
1.材料の寿命が短い
大量仕入れでは無く、低品質なものを購入することで材料費を安くしている業者だった場合、家に使用される素材自体の質が良くないため、家そのものの寿命が短くなります。
たとえば、天井に使用する素材の耐久性が低いとすぐ雨漏りをする、使用素材の耐火性が低いとすぐに火が広がってしまうなど、暮らしの中で不便なだけでなく安全面にも関わってくることもあります。
また耐久性が低いということは、その分修理や交換などのメンテナンス費がかかるということです。買った時は安かったものの、修理を繰り返していくうちに通常の住宅の値段を超えてしまった、というケースも少なくありません。
2.遮音性が低い
コストカットのために遮音性が低い材料を使用してしまうと、住み始めてから後悔が生まれるかもしれません。
たとえば、音が外に漏れることでご近所トラブルに発展してしまったり、夜中でも付近を走る車の音が大きくてなかなか眠れなかったり、など。
一度完成してしまうとそこから防音対策をするのは簡単では無いため、事前に防音環境についても確認しておきましょう。
3.自由に間取りが決められない
ローコスト住宅は規格品であることが多いため、「キッチンをもう少し広くしたい」「2階部分は吹き抜けにしたい」などの要望を叶えられないことがほとんどです。
自分好みにマイホームを作り上げたいと考えている人にとっては大きなデメリットになるため、注意しましょう。
4.オプションの追加は割高になる場合がある
よくある落とし穴の一つとして、基本となる住宅は安いものの、オプションをつけることで結果的に割高になる、というものがあります。
たとえばキッチンカウンターの追加に20万円以上かかる、2階にトイレを追加する場合30万円近くかかる、などです。
ローコスト住宅選びで失敗しないための5つのポイント
ここでは、ローコスト住宅の落とし穴を回避するためのポイントを5つお伝えします。
1.複数のハウスメーカーを見比べる
ハウスメーカー1社だけの話を聞いていると、気付けない落とし穴もあります。そこで、少なくとも2つ以上のハウスメーカーを比較して、どちらが良いか検討するようにしましょう。
ローコスト住宅と、大手のハウスメーカーの家を比較するのもおすすめです。実際に担当者に質問する方法と、資料請求で見比べるという方法もあります。
COZYでも無料で資料を配布していますので、選択肢の一つに入れていただけると幸いです。
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2.見学会に参加する
ハウスメーカーによっては、ローコスト住宅の見学会(展示会)を行っているところもありますね。図面で見た時と実際に見た時では広さの感じ方が異なるなど、現地でしかわからないことが多々あります。
とくに規格品の場合は、展示されているモデルハウスとほぼ同一の住宅になります。ローコスト住宅を検討しているのであれば、見学会に参加するようにしましょう。
3.購入後のサポートを確認する
ローコスト住宅はメンテナンスが必要になる機会が多いです。そのため、購入後の保証がどこまでついているのか、何か問題があった時は対処してくれるのかについて、事前に聞いておくと良いでしょう。
とくに定期的なメンテナンスや保証、アフターケアがあるハウスメーカーがおすすめです。
4.オプション料金を含めた料金体系を確認する
広告や看板に掲載されている料金は、「本体工事費」だけというものもあります。先ほどお伝えした通り、オプションの追加で割高になることがありますので、問い合わせ時には必ずオプション料金や別途かかる工事費などを確認しましょう。
5.断熱性にはこだわる
先述した通り、ローコスト住宅はさまざまな箇所でコストカットを図っています。そのようなコストカットの中でも、入居後に最も後悔を感じやすいのが断熱材です。
「費用を抑えたいから安いグレードで」と格安のプランを選んでしまうと、断熱性が低くて夏は暑く冬は寒い、エアコンやストーブで調節した空気もすぐに逃げてしまうなど、暮らしていく上での大きなデメリットが。
多少高くなったとしても、断熱材はグレードが高いものを選ぶことをおすすめします。
ローコストでも後悔しない家づくりを
今回はローコスト住宅に潜む危険性と、回避方法をお伝えしました。マイホームで後悔しないためにも、ローコスト住宅選びは慎重に行いましょう。
最後に、私たちCOZYの家について紹介させてください。COZYは5つの品質にこだわり、お客様が後悔しない家づくりを目指しています。
暖かい、地震に強い、経済性が高い、後悔しない、安心できるCOZYの家。もしマイホーム選びでお困りのようでしたら、一度COZYの品質ページも覗いてみてください。何かのヒントになれば幸いです。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
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