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家づくり 2023/03/10

スキップフロアのメリット・デメリット+後悔しないための間取りアイデア集!

皆さん、よく耳にするフレーズだと思いますが、スキップフロアをご存知ですか?スキップフロアとは、床に段差を付けて、高低差のある縦の空間を有効に活用することです。平面図では分かりにくいのですが、部屋と部屋を分けるのではなく、床の高さを利用するため、空間に繋がりを持たせながらも独立性のあるおうちづくりができます

縦の空間を利用するということは、部屋を分けるわけではないので延床面積を節約でき、各空間を広くできるのです。スキップフロアを活用することで、さまざまなレイアウトと空間構成を楽しめますね。各部屋に行くための廊下を設ける必要がなく、その分の面積を他の空間に活用できます。

そこで今回は、スキップフロアの間取りアイデアについて考えていきましょう。上手にプランして、ステキなマイホームを実現しましょう。

スキップフロアとは

小上がりやサンクンリビング

先にもご紹介したように、スキップフロアとは床に段差のあるフロアのことです。よく思い浮かぶのは、例えば小上がりの空間ではないでしょうか。ここもスキップフロアのひとつです。

小上がりは和空間にして、段差部分は収納スペースにしても便利ですね。そのままオープンでも良いですが、木格子などが数本あると独立した和室の印象になり、くつろぎの空間ができるでしょう。

逆にリビングだけ1段下がっているプランもあります。このようなリビングは「サンクンリビング」または「ダウンフロアリビング」などと言われます。リビングを下げることで縦の空間にさらにゆとりを持たせ、LDKがワンフロアでも独立性を持たせることが可能です。「サンクンリビング」だけ床材をカーペットタイルなどにすると、足元がより柔らかくなり、小さなお子さまも過ごしやすくなりますね。

このように、床を上げるまたは下げることで、スキップフロアを生かしたおうちにすることができます。

スキップフロアとロフトの違いについて

スキップフロアは床の段差を利用して縦の空間に変化をもたらせるプランです。一方、ロフトは小屋裏収納とも言われ、天井を高くして部屋の一部を2層式にした上部空間のことです。ロフトに上がるための専用のはしごや階段が設置され、就寝スペース、子どもの遊び場、収納スペースなど多目的に利用できます。

ただしロフトの場合、建築基準法では天井高を1.4m以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるという制限があります。用途が似ているものとしてはグルニエと呼ばれるスペースもありますが、建築基準法ではどちらも「小屋裏物置等」という扱いです。

スキップフロアは床の段差を変化させることで縦空間を楽しむプラン。ロフトはおうちの一番上部にある小屋裏収納で、高さや面積の制限があります。ロフトもコンセントや照明、窓などを配置しておくと、座卓式の書斎やお子さまの秘密基地になったり、季節用品などの収納場所になったりと多用途に活用できます。

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スキップフロアを採用するメリット・デメリット

スキップフロアのメリット

■スキップフロアで空間にメリハリ

縦の空間が活用できるスキップフロアには、数多くのメリットがあります。空間にメリハリが出て、おしゃれなコーディネートをするとよりスキップフロアの魅力が分かるでしょう。

先ほども紹介したサンクンリビングなどにすると上部にゆとりが出ますので、壁はインテリアカウンターやデコ窓などで、よりオシャレに演出できます。

■中2階のような空間をつくる

ロフトへの行き来は階段をしっかりと造り、その階段途中の踊り場は中2階のようにしてカウンターなどを設けても良いですね。

リビングやダイニングからも声を掛けることができ、書斎やスタディコーナーのように使えます。

画像:広いリビング、家事のしやすさ、暮らしの満足感いっぱいです!

■陽当たりが良く、風通しの良いフロアに

空間を分離させないことで風通しや陽当たりが良い点も、スキップフロアのメリットの1つです。窓を適切な場所に設置すれば、いつでも爽やかな空気を楽しめるでしょう。

南側のフロアをなるべく高い位置に設けることで陽ざしが入りやすくなり、奥の空間まで光が届きます。高い位置の窓や天窓などをプランに盛り込むことで、室内を明るくできますね。

■収納スペースを多くプランできる

スキップフロアは階段下や段差部分を収納として利用でき、収納スペースを増やせるのもメリット。スキップフロアを活用すればあちこちに収納が作れるので、収納家具は必要最小限にできるのもポイントです。

画像:広いリビング、家事のしやすさ、暮らしの満足感いっぱいです!

■狭い土地でも開放的な室内を実現

土地面積が狭い場合、横向きに間取りを考える通常の設計だとどうしても家が狭くなりがちです。しかし、縦に空間を使うスキップフロアなら、土地面積が狭くても開放的な家を設計できます。

土地面積が狭いプランこそ、「横がダメなら縦空間を生かす」というスキップフロアの考え方を上手に取り入れたいものです。

スキップフロアのデメリット

■バリアフリーとは逆行するプラン

床に段差があるということは、バリアフリーとは逆行するおうちづくりということです。高齢になったときにちょっとした段差でつまずく可能性がありますので、スキップフロアを採用するときは段差をきちんと設け、「つまずく」ことのないプランにしましょう。

段差を付けるときは分かりやすく、高くもしくは低く付けることです。

■平坦なプランより建築費が掛かるケースも

建築費も一般的なプランと比較すると高くなってしまうことがあります。床に段差を付けるため、工期期間もかかるでしょう。

スキップフロアのおうちを考えているときは、アドバイスももらえるような実績のあるハウスメーカーにお願いしましょう。

■プライバシーの確保は大丈夫?

空間を仕切らず縦空間を活用するので、いつも家族を身近に感じられますが、個室以外でひとりになれる場所は無いかもしれません。

ちょっと今日はひとりになりたいな、そんな時はロフトを利用すると良いかもしれませんね。

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スキップフロアのプランを検討する

スキップフロアのメリット・デメリットをご紹介してきましたが、では自分がスキップフロアのおうちを建てるときはどこをポイントにしたら良いのでしょうか

  • 小上がり、ダウンフロアをどこにするか
  • 中2階スペースをつくるのか
  • ロフトへは階段orはしご?
  • 各個室とのつながりはどうしたら良いのか
  • 南面などの窓の位置と外観の形状
  • 土地を有効に活用できているか

 

これらをポイントとして検討し、さらに好みのコーディネートやデザインなども盛り込んでいくと、自分が欲しいおうちのスタイルが見えてきます。

もちろん、予算とも向き合って考えてみましょう。

土地も一緒に購入する場合はハウスメーカーを絞って、土地と建物、そしてスキップフロアのプランニングなど、一緒に考えていける担当者がいれば心強いですね。

そうした部分も含め、どこでおうちを建てるのかが一番重要と言えるでしょう。じっくりと検討を重ねて後悔のないおうちづくりをしてください。

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WriterCOZY Life Plus 編集部

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