家づくり 2023/03/10
勉強がはかどる子ども部屋とは?レイアウト、インテリアをご紹介!
おうちづくりを検討中のご家庭で必ずプランされるものとして、LDKや水廻りスペースの他に「子ども部屋」があります。
子どもが小さい間は使わないだろうと、最初は2ドアワンルームの広い空間としておき、年頃になったときに収納壁や間仕切り壁で2部屋にするケースも多くあります。ワンルームの広い空間は、お友達が来たら大きなおもちゃでも遊べるし、何より走り回れるので、小さなお子さんにとっては「広場」のような感覚で遊べますね。
小学生の低学年はおそらくまだ家族のそばにいたいので、リビングで宿題などをするかもしれません。リビング学習は頭の良い子になると伝説のように言われていますが、実際、東大生にリサーチをしてみると「83%がリビングで勉強していた」と主婦の友社から発行された本「東大脳の育て方」にも記載されています。
個室が欲しくなるのは多分、小学生の高学年ぐらいから。その時、どんなお部屋にすると良いのでしょうか。
カギとなるのは学習机の置き方です。親なら皆願う「勉強がはかどる子ども部屋」について、ここでじっくり考えていきましょう。
Contents
子ども部屋の必要性について
プライバシーの尊重と自立心を養うために必要
子ども部屋についてですが、そもそも必要なの?という議論も出てくるかもしれません。最近はダイニングやリビングにスタディコーナーを設けて、そこで勉強ができるおうちも多くあります。
勉強をする空間があれば、眠る部屋は家族と一緒、衣類はファミリークローゼットで整理するなど、子ども部屋が無くても暮らしていくことはできます。
ですが、子どもも大きくなるとプライベートな問題があったり、親や他の家族とは離れて考えたいこともあるでしょう。「たまにはひとりになりたい」。これは大人も子どもも一緒で、いくら家族の仲が良くても、ひとりで考えたい時はあります。
プライバシーを尊重するために、もしくは室内を片づけたりすることで自立心を養うために、子ども部屋は必要だと考えられます。
子ども部屋をつくるときの注意点
ある程度の広さをキープしたい
学習机や本棚、ベッドなどもセットできるような広さを確保しましょう。
最近は狭い個室が増えていますが、あまり窮屈だと、好きなインテリアやアイテムも置けず、楽しく学べる空間にならないかもしれません。
南面にこだわらない、むしろ暑くて勉強に不向き
陽当たりについてですが、南面に窓があると明るくて良いのですが、夏はまともに日射しが入りこんできます。
子ども部屋にはエアコンを付けない場合もありますので、できれば南面は避けて子ども部屋を配置しましょう。
明るすぎてまぶしい、暑い。これらはできるだけ避けたい部分です。
寒いシーズンは暖房がありますので、ここは夏の快適さをポイントにしてください。
汚れの落ちやすい壁クロスの採用
プランの段階でクロスを検討するときは、頑丈な「表面強化クロス」などを採用したいところです。
表面がフィルム加工された「防汚機能付き壁紙」や「抗菌壁紙」なども子ども部屋には適しています。
ちょっと汚れても拭けば汚れも落ちるので掃除もしやすい壁クロスと言えるでしょう。
足音がうるさいときはジョイントマット
2階の子ども部屋の足音がうるさいときは、「ジョイントマット」を上手に使いましょう。
子どもが小さいときは友達が来て遊んだり、走り回ったり、階下に音も響くかもしれません。
この足音が気になるときは、一時的に床に「ジョイントマット」を敷いてみましょう。柄が豊富で、価格も安価です。
床にも傷が付かないので、子どもが低学年まではこのマットもおススメです。
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子ども部屋のおすすめレイアウトとインテリア
収納たくさんの学習机があると便利
先ほど学習机がカギとなると書きましたが、子ども部屋の主役はやはり学習机です。今はタイプも豊富にあり、デスク上部にも収納がたくさんあるタイプやデスクの両側に引き出しが付いているタイプなど、収納力の豊富な学習机が揃っています。
まず机を置く壁面のサイズを測り、机が置けるかどうかあらかじめ採寸しておきましょう。そしてそこにピタっとはまるようなサイズの学習机を置きましょう。
受験を控えているときはスタンドライトも
受験を控えているなど、勉強に忙しいときは夜間も頑張るかもしれません。そんな時はスタンドライトがあると、より机面を明るくできます。
小さなお子さんには必要ないと思いますが、大きくなったときはその必要性についてもお子さんに確認してください。
ベッドの位置は学習机の背面
学習机の位置が決まった後はベッドです。
あまり広くない空間の場合は、今は小さなベッドなどサイズもいろいろですので、お部屋に見合ったベッドをセレクトしましょう。
ランドセルは掛けるかしまうか
ランドセルも学習机の近くに収納できるのか、またはデスクに掛けるラックがあるのかを確認しておきましょう。
ランドセルは案外と場所を取りますので、きちんとしまう場所を考えて、床に置きっ放しは止めるようにしてください。
収納棚や本棚、ボックスがあればさらに便利
学習机だけでは納まらない本などがあるときは、小さめの本棚やボックスで整理するようにしましょう。
空いたところには自分のお気に入りのアイテムを飾ったりすると、自分なりの空間づくりを楽しめます。
クローゼットを自分できちんと使う
学校から帰ってきたら、着替えてアウターなどはクローゼットに掛ける。この手順をしっかりできるようにしましょう。
衣類に限らず「自分の物」は自分で片付けができるようにすることで、自立心も養えます。
起きた時はベッドをまず片づける。ここからスタートすると良いでしょう。
部屋にゆとりがあるときは学習机の背面を壁にする
お部屋の広さにゆとりが無いと厳しいですが、学習机を壁付けにするのではなく壁を背面にし、目線が空間の中心に向くように置くと、おおらかな雰囲気で勉強ができます。
対面キッチンのように机を配置するということです。
このレイアウトだと、自分のお部屋がどんどん好きになっていくでしょう。
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「子ども部屋でちょっと失敗」先輩ママさんの声
椅子で後悔するケースも
・机にはこだわったけど…
机はシンプルな物にして、収納用のキャビネットを購入したのですが、椅子が木だったので、これが失敗でした。木だと痛いし自由に動きません。そこで、キャスター付きでリクライニングもする椅子に変更。木の椅子は玄関の花置き場に。机のサイズやデザインにはこだわったのですが、椅子へのこだわりを忘れていました。
・サイズ確認は大事
大きめで割と値段が高めの学習机を買ったのですが、マンションなのでまず搬入が大変でした。玄関から入れるのが申し訳ないぐらい難しかったですね。
そして子ども部屋は5畳なんですが、そのデスクを置くと窓がふさがってしまったんです。サイズも考えないで買って、自分ながら情けなくなりました。窓がふさがっては不便ですので、結局その机は親戚に譲り、小さめの学習机を買いなおしました。自分たちのせいですが、ちゃんと考えないとダメですね。
・柔軟に対応
同性2人なので、ワンルームの子ども部屋は仕切らずに、片方は机を並べて学習コーナー、もう片方はカーテンを付けて眠る部屋にしています。間仕切りをするほどのことはなく、目的を分ければこんな感じでもいいのかなと思っています。子どもたちも特に不満は無さそうなので、きっとずっとこのままだと思います。
・将来も考えると…
子ども部屋は広くしてロフト付きで造ったのですが、結局子どもは2人とも大学へ行けば家から出ていきます。今は空いたお部屋になっているだけ。今さらですが子ども部屋っていずれ使わなくなりますので、そんなに広くなくて良いし、ロフトまで付けてお金を掛けなくても良かったなと思ってます。
まとめ
このように、暮らし方、考え方でさまざまとは思いますが、子ども部屋は必要なのではないでしょうか。
子ども部屋について考えるときは、その空間の広さや学習机やベッドなどのサイズ感、他の収納家具などの有無についてもポイントになります。子どもが小さな間は、壁クロスや床の音まで、気をつかう部分は多いでしょう。でも子どもはどんどん大きくなって、自己主張もしてくる年代、そして大人になっていきます。
子どものためにも、ステキで機能的な子ども部屋を造ってあげてください。親の愛が伝わるのはずっと後かもしれませんが、きっと家族の楽しい想い出になるはずです。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
「家は、シンプルでいい」これから理想のお家づくりを始めるみなさんに、COZY Life Plus 編集部がお役立ち情報をお届けします!