
家づくり 2025/02/13
太陽光発電はやめたほうがいいのか?費用・メリット解説
太陽光発電は、環境にやさしく持続可能なエネルギーとして注目を集めています。しかし、実際に自分たちの家に導入するとなると、悩ましいポイントも多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、家庭用太陽光発電の基本情報から費用やメリット・デメリット、そして適切な設備選びのポイントについて解説します。
発電システムの仕組みや発電性能の違い、電気代の節約効果や補助金の活用、最新技術の進化、メンテナンスの重要性についても触れていきます。
太陽光発電を検討する際の参考になれば幸いです。
Contents
家庭用太陽光発電システムの基本
太陽光発電システムの導入を検討する際は、その仕組みや発電性能、エネルギー効率と節電効果について知っておくことが大切です。
ここでは、家庭用太陽光発電システムの基本的な情報をご紹介します。
太陽光発電とは?仕組みとシステムの概要
太陽光発電とは、太陽エネルギーを利用して電気を生成するシステムです。
屋根に取り付けられたソーラーパネルが太陽光を受けることで発電し、その電気が家庭内の消費電力に使用されます。また、余った電力は電力会社に売却でき、収入となります。
システムの基本構成は、発電機器としての太陽電池モジュール(パネル)、電気を家庭向けに変換するパワーコンディショナ(パワコン)、電力量を計測するメーターなど。
家庭用太陽光発電システムには、環境負荷の低減や電気代の節約、停電時の電力供給といったメリットがあります。
設置条件による発電容量の違い
太陽光発電システムの発電容量は、パネルの枚数やパワコンの容量に影響されます。
発電容量はそのシステムが発電可能な電力(kW)を示すもので、基本的に大きいほど多くの電力を発電できます。
発電容量はパネルを設置する屋根の大きさなどの設置条件によっても異なるため、導入を検討する際は自宅の状況や生活スタイルに合ったシステムを選ぶことが重要です。
発電効率と電気代の節約効果
太陽光発電システムの発電効率は、太陽光のエネルギーをどれだけ効率良く電気エネルギーに変換できるかを示しています。
発電効率が高いほど、電気代の節約にもつながります。
電気代の節約効果は、発電量や消費電力、電力会社の買取価格等によって異なるため、システムの選び方が重要です。
また、蓄電池を併用することで、発電した電気を効率良く利用し、電気代の節約効果をさらに高めることが期待できます。
ただし蓄電池の導入費用やメンテナンス費用も考慮に入れる必要がありますので、注意しましょう。
導入前にチェック!費用とメリット・デメリット
太陽光発電システムを導入するには、費用はどのくらいかかるのか。メリット・デメリットも気になりますよね。
ここでは、設置費用の相場や補助金の活用方法、そしてメリット・デメリットなど導入前におさえておきたいポイントを解説します。
設置費用の相場と補助金の活用
一般的に家庭用太陽光発電システムの設置費用の相場は数百万円程度ですが、システムの規模や設備品の選択、工事費用などにより変動します。
初期費用を抑えるには、地域の補助金制度を活用するのがおすすめです。
補助金の申請方法や対象者は自治体ごとに異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
また、導入後の電気代の節約効果や電力会社からの買取収入により、長期的に見れば費用は回収できる可能性があります。
売電収入と買取制度
太陽光発電システムを利用する際には、売電の仕組みと買取制度もおさえておきましょう。売電収入とは、自家消費を超えた余剰電力を電力会社に売ることで得られる収入のことで、買取価格は設置時期や容量によって決まります。
売電には、FIT制度とも呼ばれる固定価格買取制度が適用されます。太陽光発電などで発電した電気の余剰電力を電力会社が一定期間、固定価格で買い取る制度です。
FIT制度ではあらかじめ買取期間が定められています。買取期間満了後にも売電する場合は電力会社や事業者との個別契約が必要となり、買取価格もそれまでと異なります。
どのように活用していくのか、といった検討も必要になりますので留意しておくと良いでしょう。
メリット・デメリットの検討と注意点
太陽光発電システムのメリットは、環境にやさしく家庭でエネルギーを生み出せること。発電した電気を自家消費することで、電気代を削減できます。
デメリットとしては、初期費用が高いことや設備メンテナンスに手間がかかる場合もあることが挙げられるでしょう。
導入を検討する際の注意点としては、地域や設置場所によっては発電効果が低い場合があります。
また、収益性という面においては、買取価格の変動やシステムの寿命によって低下する可能性がありますので注意しましょう。
選ぶべき太陽光発電システム
太陽光発電システムについて、以下では屋根の設置条件や最新技術の進化に着目した選択肢を解説していきます。
屋根への設置条件
太陽光発電システムのパネルを屋根に設置するには、屋根の向きや勾配が重要です。
理想は南向きですが、東西向きでも適切な設置方法を選べば発電効率を確保できます。
また、屋根の面積に応じて設置可能なパネル数を決定し、システムの発電容量を検討する必要があります。
最新技術と機能性の進化
太陽光発電システムは、効率面や蓄電池との連携といった機能性など、最新技術によって性能が向上しています。
高効率なパネルを選択することで、発電量を最大化し、収益性を向上させることが期待できるでしょう。
また、蓄電池と連携したシステムでは、停電時や夜間にも電力を供給できるため、安心感が増します。
これらの技術進化もチェックし、自分に適したシステムを選択しましょう。
導入後のメンテナンスとトラブル対策
太陽光発電システムを導入した後も、定期的なメンテナンスやトラブル対策が重要です。
次に、定期点検・パネル清掃の必要性、故障や停電時の対応・保証サービス、蓄電池システムを活用した災害対策について解説します。
定期点検とパネル清掃の必要性
太陽光発電システムの性能を維持するためには、定期的な点検とパネル清掃が必要です。
パネルや配線の劣化、パワーコンディショナの故障などを早期に発見し、安全かつ効率的な発電が継続できるように対策するためにも、4年に1回ほどの定期点検が推奨されています。
また、パネルに汚れやごみがつくと発電効率が下がってしまうため、性能維持のためにもパネルも定期的に清掃するのがおすすめです。
定期点検・パネル清掃は専門業者に依頼することも可能で、適切なタイミングと方法で行うことが望ましいです。
故障や停電時の対応と保証サービス
太陽光発電システムが故障したり停電した際に備えて、信頼できる保証サービスやサポート体制が整っている会社を選ぶことが大切です。
故障時には迅速な修理対応がなされ、停電時にはバックアップ電源として利用できるよう対策を講じることが求められます。
また、長期的に安心してシステムを使用するために、保証の期間や内容を確認し、メーカーや工事業者と良好な関係を築くことも重要です。
蓄電池システムを活用した災害対策
太陽光発電システムと蓄電池を組み合わせることで、停電時や災害時にも安定した電力供給が可能になります。
蓄電池には、自家消費用として電力を貯めたり、夜間や曇天時など発電量が不足した際に電力を補う役割があります。
停電や災害はいつ起こるかわかりません。太陽光発電だけでも日中であれば停電に対応できますが、蓄電池に貯めた電気があれば夜間の停電にも対応できます。
蓄電池の導入にも費用がかかりますので、総合的なコストやメリットを検討して適切な容量や種類を選択することが重要です。
まとめ
太陽光発電システムは、環境に優しいエネルギーとして多くのメリットを持ちながらも、費用や設置条件、メンテナンスといった注意点を理解することが重要です。
本記事で紹介したポイントを踏まえ、適切なシステム選びと導入後の対策を検討することで、太陽光発電の可能性を最大限に活用できます。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
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