家づくり 2023/03/10
猫と暮らす家の間取り、アイデアをご紹介!【愛猫家必見】
マイホームを検討するきっかけといえば、お子さんのために、夫婦のために、そしてペットがノビノビとできるようになど、人によってさまざまでしょう。
筆者の知り合いで、猫を2匹ずつ飼っている2人が結婚をすることになりました。猫も大事な家族ですから、もちろん一緒に暮らす予定です。2人は当初賃貸住宅を考えていたものの、猫4匹となるとそれは難しいことでした。
そこでいろいろと相談された筆者。
さすがにこの猫の数からすると分譲マンションも厳しいと感じ、家の新築をおススメしました。一軒家なら、キャットタワーも猫階段も、そしてペットドアも自由にプランできます。2人とも仕事を持っていて共働きを続けるとのことで、おうちの新築は予算的にも難しくはない。
じっくりと検討した結果、2人は結局一軒家を新築。今も猫はもちろん、増えた子どもたちと一緒に仲良く暮らしています。
やはりペット、とくに猫にとってはその習性からも一軒家が適しています。ではどのような間取りがよく、どこに工夫すると暮らしやすいおうちになるのでしょうか。考えてみましょう。
Contents
猫と快適に暮らすには
愛すべき家族の一員、猫の習性をまず良く知ること
猫は懐きそうで懐かなかったり、膝の上に来たかと思えば手を伸ばしても来てくれなかったり。
そのように気まぐれなのが猫です。
家のあちこちに行く、冒険家でもあります。自由でマイペースなので、そんな猫が快適に暮らせる家にすることがポイントです。
そして猫は高いところや暖かいところが好きで、よく窓から外も眺めています。外を見るのも好きなのですね。
だからといって、おうちで暮らしている猫にリードを付けて散歩ができるのかというと、なかなか外には出ていきません。
猫によっては、外へ出るのを強烈に嫌がることもあります。庭を走り回る犬とはまったく違うのが猫なのです。
猫の運動はもっぱら家の中
そのようになかなか外出をしない猫はどこで運動するのかというと、「高いところが好き」という習性があるため、家の中で運動することがほとんどです。例えば天井近くの梁も平気で歩いてお散歩をしたり、階段の上でごろごろとしていたり。
おうちづくりの際には、梁や猫階段、窓際のお昼寝場所などをプランすると、猫も快適に暮らせるでしょう。
さらに各部屋にペットドアを付けておくと、そのドアを通じて猫はどの部屋にも行きます。子どもが帰ってきたらベッドの中に猫がいた!なんてこともあります。
家中、探検したいのが猫なので、止まることなく動き回っていられることが運動にもなります。
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猫が好きな場所、嫌いな場所
好きな場所は高いところと暖かいところ、そして狭いところ
猫が好きな場所はまず、高いところです。
人間ではとても考えられない場所をひょいひょいと歩いたり飛んで移動したりします。
童謡にもあるように「猫はこたつで丸くなる♪」とはそのままで、暖かい場所も大好きです。こたつのあるようなお宅だと、きっとこたつ布団の中にいるでしょう。床暖房のおうちの場合は、床に猫用クッションの置き場所を決めておくと、猫もそこが暖かい場所だとわかります。
猫の眠る場所と床暖房や他の暖房機器についても、プランニングのときに頭の片隅に入れておきましょう。
そして狭い場所が好きというのは、猫はおもちゃ入れのボックスなどがあると、そこに入り込むことがあります。決して大きな物に入ることはありません。遊んであげるときも小さな段ボールなどに入れてあげたりすると、楽しんでくれます。
お子さんがいるご家庭では、こんな風に段ボールで遊ぶのも楽しいかもしれません。
猫の嫌いな場所、嫌いなもの
猫が嫌いな場所としては、先ほどもちょっとご紹介したように外が嫌いな猫もいますので、お庭があげられるかもしれません。
家の中から眺めるのは好きなのですが、外はイヤ。本当に猫らしい気まぐれぶりです。
おうちにいるときに嫌がるものは、大きな音が出るものや水です。大きな音が出るものでも、一番嫌いなものは掃除機でしょう。ブォーっと掃除機の音がすると、さーっとどこかへ逃げてしまいますね。
人間より聴力のある猫にとって、掃除機の音はものすごい恐怖を感じるのかもしれません。外の花火の音や車の音などにも敏感で、とにかく音が苦手です。
そして水は飲みますが、お風呂は嫌がります。
定期的にシャンプーをして身体を綺麗にしてあげたいのに、猫からするとこの洗われることが嫌いみたいですね。ドライヤーの音も苦手です。
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猫と快適に暮らすための間取りとは
吹き抜けの梁や猫階段をつくろう
猫が高いところで楽しく遊べるよう、まずリビングなどは吹き抜けにしましょう。そして化粧梁を設けて、そこは猫の通路にします。
さらに、壁には猫階段をつくりましょう。猫階段とは、壁に小さなカウンターを段々に付けて、猫がジャンプをしながら上がり、とんとんと下りられる階段のことです。猫階段は梁の高さまで設けて階段から梁へジャンプできるようにすると、猫の散歩道ができて運動がよくできるようになります。
この猫階段と梁、そして2階のホールにまで行けるようにすると、猫はますます楽しめるでしょう。
吹き抜けの窓に猫専用のクッションが置けるようにすると、その場でお昼寝ができ、起きているときにはのんびりと外を眺めることができます。
最初から猫と一緒に暮らすおうちを考えるとき、吹き抜けに猫専用の小さな窓がひとつあると、こんな楽しみ方もできます。
▲猫階段です。この階段を壁に設置することで、猫がジャンプをしてあちこちに行け、冒険心を満たすことができます。
ペットドアをプランする
各部屋のドアに猫専用のドアを設けると、猫の探求心、冒険心はさらにパワーアップします。掃除機をかけているときはすぐに違う部屋に行けるし、どんなおうちでどんなものがあるのか、そして遊べるものはあるのか、どんどん部屋を移動していきます。
そんな移動を考えて、各部屋に猫の好きなおもちゃを置いてあげても良いですね。
キャットタワーでも遊べます
猫といえば、高いところへ行けてお昼寝用のクッションも置ける、キャットタワーが楽しい場所にもなります。キャットタワーは部屋のコーナーなどに、安全性を確認した上で設置しましょう。
このキャットタワーに猫階段、梁があれば、吹き抜けはもう猫専用の空間になりますね。
2階への階段はリビング階段に
梁や猫階段を設けるときは、階段はリビング階段にしましょう。階段も猫の散歩道になるからです。猫階段から梁、そして2階ホールへ行って、階段を下りてくる。こんな感じで猫も遊べます。
想像しただけでその可愛い姿が目に浮かびますね。
猫と暮らすおうちの注意点
猫のトイレや水飲み場をどこにするかも考えないといけないでしょう。特に小さなお子さんがいるご家庭では、子どもが猫の便や餌を口に入れないように注意する必要があります。
猫も家族ではありますが、トイレはリビングではなく、階段下や水回りスペースの一角に置くようにしましょう。そしてゲージなどを付けて、お子さんが手を入れることができないようにしてください。
また、トイレの始末は毎日すること。猫の糞尿については臭い消しなどもありますが、やはり臭いは気になりますので、トイレは毎日清潔に保つようにしてください。
そしてキャットタワーがある場合は、お子さんがタワーに上らないように気を付けてください。
転落事故などが起きないように、お子さんと猫の暮らしを考えましょう。
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まとめ
以上、猫と暮らす家の間取りについて考えてきました。
「猫は高いところが好き」「猫はどこにでも冒険をしに行く」「猫はきまぐれでかわいい」この3つを抑えておくと、家族も猫も一緒に楽しく、そして健やかに暮らせるおうちができるでしょう。
猫と暮らすおうちのご相談には、ぜひCOZYへお越しください。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
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