家づくり 2022/08/04
後悔しないおしゃれなスロップシンクとは?【利用者の声記載】
掃除をしたバケツの水を流し、雑巾を洗いたい。そう思ったとき、キッチンのシンクではちょっと気が引けますよね。バスルームもちょっと違和感があります。
そこであると便利なのが、スロップシンクです。
「スロップ(slop)」とは、英語で「汚水や台所の洗い流し水」という意味で、掃除用の大型のシンクのことを言います。ちょっと深めのシンク、見たことありますよね。
このスロップシンクはユーティリティなどの水回りスペースに設置することが多く、汚れた靴や雑巾、モップ、汚れた子供のおもちゃなどを洗うのに便利です。
また、ペットと一緒に暮らしているファミリーは、ペットのシャンプーや、お散歩から帰ったペットの足を洗うのにも役立ちます。
このように多用途に使えるスロップシンク。あると便利なので、家づくりの段階で考えたいものですね。
スロップシンクはこのような人におすすめ
小さな子供のいるファミリー
子供の汚れた靴や外遊びで汚した衣類、習字道具、絵の具セットなどは、スロップシンクで汚れを落とすことができます。もちろん手や足も洗えますので、お子さんのいるファミリーにはぜひおススメします。
外遊びをしたときのおもちゃなども、ここで洗えますね。
自分で洗ってきちんとしまえるようにトレーニングもできます。
掃除用具を洗いたい人
お掃除と言っても、やり方はさまざまで、人によってプロセスはまちまち。でも、泥で汚れた靴や掃除で使った雑巾、モップを洗うには、スロップシンクがぴったりです。
主に掃除用に使用する場合、スロップシンクの深さは、大きめのバケツがラクラク置けるものをセレクトし、スロップシンク自体に水を溜めることもできるようにしましょう。
洗濯機の近くにスロップシンクを設置しておけば、衣服の予洗いにも役立ちます。
ペットの足を洗ったり、シャンプーに
ペットと一緒に暮らしているときは、このスロップシンクが活躍します。
お散歩後の足を洗ったりシャンプーをするときに、キッチンやバスルームを使うことなく、スロップシンクを使えると便利ですよね。
ペット用に使用する場合も深めのシンクをセレクトしておくと、水はねなどを気にせずにシャンプーができるでしょう。
ガーデニングや家庭菜園が趣味の人
お庭でのガーデニングや家庭菜園が好きな方にも欲しいのが、このスロップシンクです。
屋外やバルコニーにスロップシンクがあれば、ホースをつないで家庭菜園や植物に水やりをするのが簡単になります。
また、収穫した野菜の泥や、長靴などの汚れを落としてから家に入ることができるので、家の中を汚さずにすみます。
釣りが好き、釣った魚を洗いさばきたい
釣りが趣味という方は、釣った魚の始末も自分でしたいのではないでしょうか。
ガレージなどにシンクとカウンターがあると、魚を洗い包丁でさばくこともできますね。そして、家族で美味しくいただく。
この一連の作業はキッチンでは狭いかもしれませんので、やはりスロップシンクが欲しいところです。
スロップシンクのメリット・デメリット
このように使い勝手が多彩で、いろいろと便利なスロップシンク。やっぱりあれば便利ですよね。
でもユーティリティに置くと狭くなってしまう。そんなケースもありそうです。
そこで次は、スロップシンクのメリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット:さまざまな用途で活用できる
汚れた物が洗えること。やはりこれが一番のメリットではないでしょうか。
泥で汚れた運動靴や学校で使う上履きなどの靴類。外遊びで汚れた衣類やシミが付いた衣類は、漂白剤に浸しておけます。その他に、掃除用具なども洗えますね。
このようにキッチンのシンクでは扱いづらい洗い物ができるため、とても重宝なシンクとなるでしょう。
さらに先にあげたようにペットの足洗いやシャンプー、ガーデニングの水やりなど、ライフスタイルによって、活躍の場が広がります。
メリット:コロナ禍の時代に便利な第2のシンク
設置場所によっては帰宅後にスロップシンクで手洗いをしてから、リビングなどの家族のもとへ。
昨今の時代背景を踏まえると、動線を工夫することで衛生面への配慮もできそうです。
デメリット:広いスペースが必要になる
スロップシンクは手洗い用の洗面ボウルよりも奥行や幅が大きいものが多く、設置場所にはある程度のスペースが必要になります。
ユーティリティに置くと便利ではありますが、その分のスペースも必要になりますので、「思ったより狭くなって使いにくい」という場合もありそうです。
プランニングの段階でじっくりと検討しましょう。
デメリット:デザインにこだわりにくい
スロップシンクは種類が少ないため幅広くセレクトすることは難しいのですが、最近はデザインがおしゃれな物もあります。
検討している方はデザインについても調べてみましょう。
デメリット:設置に工事費がかかる
スロップシンク本体の購入費以外に、取り付けと配管の工事費がかかります。一般的なスロップシンクを配管が露出した形で設置する場合、費用は10万円程度が目安です。
また洗面台や洗濯機の近くなど、水回りスペースの配管の取り回しが比較的容易な場所は、費用を抑えやすくなります。
設置して良かった人の声
・「水がはねて壁や床に水が飛び散らないようにするため、深めのスロップシンクを設置しました。これはとても良かったです。ある程度水を溜めておけると洗濯物をつけ置きできるので、深めのシンクが断然オススメです。」
・「混合水栓にして、絶対にお湯は出したい!お金はかかりましたが、つけてもらって正解でした。汚れの落ちも違います!」
・「屋外って選択肢もありますが、いちいち外に出たくない!屋内の洗濯機の横が私は1番ベストでした。とても便利に使っています。」
設置して後悔した人の声
・「スロップシンクにお湯を使えるようにすると、またコストアップになるだろうから、ここは水だけで我慢しました。どうしても寒い時は、キッチンからバケツでお湯でも持ってきたらいいかなと思って。でも、実際冬になってみて、上靴を水で洗うのが冷たーい!お湯が出るようにしたら良かったと後悔しています。」
・「我が家はスロップシンクを屋外に設置したのですが、洗濯機の横にした方が良かったですね。洗濯機まで遠いので、汚れを落とした衣類を室内まで持っていくことが非常に不便です。」
・「スロップシンクをユーティリティに設置しました。そのためスペースにゆとりが無くなり、泣く泣く収納スペースを削りました。洗い物はラクですが、タオル類などを整理する場所にしわ寄せが行っています。」
スロップシンクの活用方法
アウトドアライフにも必需品
釣りや山菜取り、そしてキャンプなどのアウトドアが好きなファミリーには、このスロップシンクがあるとますます便利です。
お魚や収穫した野菜などもここで洗うことができます。
またアウトドアに出かけると何かと洗い物がありそうですが、そうしたアウトドアグッズの汚れも、深いスロップシンクなら洗いやすく、また片付けやすくなりますね。
もちろん日常の掃除やペット、子供たちのためにも活用できますし、本当に「あると便利」なのがこのスロップシンクです。
スロップシンクの設置場所、高さ
設置する場所は使用目的によって変わってきます。例えばガーデニングや家庭菜園のために使いたい時は、屋外庭のそばに設置すると良いですね。
子供の衣類や靴、道具を洗ったり、掃除での使用をメインにするときは、室内の水回りスペースにあると良いでしょう。
アウトドアのためならガレージにあっても良いでしょうし、手洗いコーナーも兼ねたいときは玄関土間もおススメです。
このように、設置する場所はさまざまです。
そして高さですが、基本的にかがんで使うことになるため低すぎると腰が痛くなり、高すぎると使いにくくなります。深さもあるため、ラクに手が届くかどうかもポイントです。
設置する高さを決めるときは、水回りメーカーのショールームに行ったり、キッチンや洗面台の高さも参考にしながら検討しましょう。
おしゃれなデザイン・レイアウト
タイルやアクセントクロスでおしゃれに
スロップシンクは配管はそのままでシンクだけがあるので、壁面をタイルやアクセントクロスにすると、おしゃれな印象を与えることができます。
レイアウトとしては、洗濯機と並べてコーナーに設置すると、ホワイトの清潔感のある空間ができるでしょう。スロップシンクの上にはインテリアカウンターがあってもステキですね。
またスロップシンクには陶器製の丸みを帯びたタイプなどもあり、デザインも増えています。
スロップシンクのデザインと窓の位置などを考えたレイアウト、壁面のコーディネート次第で、大満足のおしゃれな空間をつくることができるでしょう。
以上、スロップシンクについて考えてきましたが、使用目的が明確にあるファミリーには、あると便利な設備です。
お湯が出ることも大事な要素ですので、お家の空間レイアウトと予算を考えながら、検討してください。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
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