収納・インテリア 2022/08/04
シンプルな白い家をおしゃれな外観、内装にするには?【注意点まとめ】
白い家の外観はシンプルでモダンなデザインが魅力です。何年たっても飽きの来ない、永遠の美しさがあると思いませんか。シンプルでミニマルな印象ですね。
そんな白い家ですが、他の素材と組み合わせることで、イメージが大きく変わります。
例えば木目のサイディングやルーバーなどをアクセントに使うと、温かみのあるデザインに。グレーやブラックのガルバリム鋼板などを使うと、シャープな印象を与えます。
室内もホワイトのクロスを使うケースが多いと思われますが、このホワイトをベースにアクセントクロスやタイルなどの異素材を使ったり、またインテリアのテイストでも室内のイメージは大きく変わるため、多彩な空間づくりが可能です。
そこで今回は白い家を建てるときの注意点なども考えながら、おしゃれな白い家について検討していきましょう。
Contents
白い家の特徴や魅力
ホワイトの種類も多彩
白=ホワイトですが、このホワイトにも種類があります。
雪のように白い真っ白な白色はスノーホワイト。真っ白に近いが、少し色味の入った白色はオフホワイト。少しグレーの入った白色はパールホワイト。そして、わずかに黄みのある白色はアイボリーホワイトと呼ばれます。
このように、同じ白でも種類がありますので、まずはここを頭に入れておきましょう。
同じ白の中からどの種類を選ぶのか。この選択から始まります。
アレンジ自在の白い家
白い家の魅力は何といってもアレンジが自在にできるということです。
先にご紹介したように、違う素材を組み合わせると、大きく印象が変わります。別の素材を使わなくても、窓の大きさや位置、サッシのカラー、玄関ドアなどで、ひとつポイントをつくることができます。
例えば白い外観でエントランスにホワイトのタイル、アプローチにもホワイトのタイルなどを使い、両脇にグリーンがあると、とてもステキな外観になると思いませんか。
モダンでもクールでもデザイン次第
飽きが来なく、応用も利くのが白い家のメリットです。
例えばフラット屋根にも三角屋根にも似合い、外壁にアクセントを付けることで表情がくるくると変わります。モダンテイストでも、クールなテイストでも、デザイン次第で自分好みの外観にできます。
外壁に漆喰などの自然素材を使うと、よりやわらかい雰囲気が出るようになりますので、サイディングを使う場合とはまた異なる風合いを楽しめます。
このように外観が白い家というのは、アレンジもしやすく、おしゃれなデザインのベースとしては最も適していると言えるかもしれません。
おしゃれな外観デザイン
外構や屋根などはどうしたらいいの?
まず外観のフォルムにもよりますが、ボックスタイプのフラット屋根の場合は屋根も白い方がモダンでおしゃれでしょう。
三角屋根や数種類の屋根構造を組み合わせている外観は、屋根を思い切って違うカラーにすると、外観のアクセントにもなります。
例えば屋根材はブラックにして、軒天もブラックにすると、クールな印象にできます。また軒天に木目を使うと、そこに温かみが出てきますね。
この屋根と軒天の素材や色味を合わせることで、クールモダンやナチュラルモダンにも変化します。
外構は白と抜群に相性がマッチするグリーンを多めに
外構はグリーンとの相性が良いので、エントランスにはグリーンを多めにしておくと、白い外壁がさらに映えます。エントランスだけではなく、バルコニーやテラスがあればそこにグリーンの鉢やプランターなどを置いてみましょう。
外から見ると、家をよりステキにしてくれるのが分かります。
白い家にグリーンはとても似合うんですね。
玄関横にシンボルツリーがあるのもおしゃれですよ。
外観の注意点
白い色は膨張色なので、実際よりも大きく見える場合もあります。
そしてその膨張色の影響で家の外観が実際よりも大きく見えてしまい、圧迫感を感じたり間延びして見えたりしてしまうこともあります。こうしたときは窓の配置や玄関ドアのカラー、素材を考えてみてください。
ホワイトの外観では窓が目立つため、バランス良く配置することでおしゃれ度がアップします。特に玄関や通りから見える南側など、住まいの顔となる面は窓の配置にこだわってみましょう。
縦横のスリット窓やスクエア窓は、複数並べるとスタイリッシュな印象を作りやすくなります。
もしくは白にアイボリーを足して明度をワンランク下げた色にすることで、膨張色の影響を抑えることもできます。ここで白の明度についても検討することで、よりおしゃれな白い家にできるでしょう。
汚れが目立たない工夫をしましょう
白い外壁の家をおしゃれにキープするためには、汚れが目立たないような工夫をする必要があります。
特に軒の出が少ないモダンスタイルで仕上げる場合は、外壁に雨がかかりやすいので汚れが付きにくい外壁材を選びましょう。
さらに汚れが目立たないようにするには、真っ白ではなくオフホワイトや薄いグレーを選ぶのも効果的です。
おしゃれな内装デザイン
広く見える白い壁
白色を内装に使った時のメリットは、部屋が広く見えるということです。外壁の時には膨張色という特徴も、家の中で使うと部屋が広く見えるという効果を発揮します。
特にホールなどは、広く見えるという特性を活かすと良いですね。
もちろん家全体の内装をまず白を基調にしておくと、デザインも考えやすくなります。
床材によっても印象は変わります
床は、温かな印象のフローリングだとナチュラルモダンに。石目調のタイルなどを使うと、ラグジュアリーな雰囲気の空間をつくることができます。
この床材のセレクトによって室内の印象が大きく変わりますので、内装デザインを検討するときは、まず壁クロスの色味、素材と床材について考えましょう。
内装の注意点
壁や天井を全て真っ白にしてしまうと、人によっては無機質でのっぺりした印象を受けてしまうので注意が必要です。
白色を内装に使った時のメリットは部屋が広く見えるということですが、部屋全体を白で揃えると、味気ない雰囲気にもなりがちですよね。
そこでポイントになるのが床材のセレクトや、アクセントクロスを使うなど、バランスを取ることです。インテリアカウンターを造作して、好みのアイテムをディスプレイすると、空間の彩りにもなります。
また、白はグリーンとの相性が良いので、室内にも大きなグリーンやお花を飾ると、白い内装がよりステキになるでしょう。
白い家に合うインテリア
床が木目フローリングの場合
床が木目のフローリングの場合は、インテリアも木目の物が似合います。ちょっとヴィンテージなイメージのテーブルやチェアがあると、雰囲気がアップします。
ソファやラグマット、カーテンなどもこの木目感が生きるような色味をセレクトしましょう。ベージュや薄いグレーなど、あまり主張しないファブリックがマッチします。
また、照明はブラックのシェード、階段手すりもブラックアイアンだと空間を引き締める効果がありますので、ここもポイントにしておきましょう。
床が白い場合
床が白い石目調の場合、インテリアはトーンを抑えたブラックやグレーがおススメです。
モノトーンでかっこいい空間づくりを目指すと、クールな室内に仕上がります。そこにちょっと赤いクッションがあったりすると、差し色にもなり、よりおしゃれな室内になるでしょう。
このように、床材によって選ぶインテリアも変わり、それぞれ、ステキな空間づくりを実現できます。
北欧テイストのデザイン「SHIROKUMA」の事例をご紹介
白を基調にした外観や内装デザインが魅力
ここでCOZYの「SHIROKUMA」の事例をご紹介していきます。
どの空間も魅力がいっぱい!ステキな北欧テイストのお家です。
外観も玄関ドアもホワイト一色です。このお家では木目調の玄関ドアと窓の位置が効果的ですね。モダンな外観です。
壁はホワイトで、床はナチュラルなフローリング。インテリアもナチュラルなテイストの物が並び、木目の温かな室内ですね。
白い壁にグレーのアクセントクロスを貼ったキッチンスペースです。ホワイトのカップボードや横スリット窓もかわいらしく、シンプル&モダンな空間です。
寝室は白い壁にヘリンボーン柄のアクセントクロスを貼っています。ハイサイドライトもあるので、明りや陽射しも取り込みます。
インターホンや浴室リモコンなどをひとつのニッチに設置しています。クロスは北欧柄でおしゃれに。このさりげないコーディネートがデザイン空間をより魅力的にしてくれます。
フラット屋根を三層としたモノトーンの外観。こちらもかっこいい外観デザインですね。
床材も白にした空間にモノトーンのインテリアが美しく映えています。ダイニングのペンダントライトもステキですね。
白一色の室内にグレーのアクセントクロスを張り、空間にメリハリを付けています。ペンダントライトもおしゃれです。
このお家も壁と床材は白ですが、建具やキッチン側面を木目にして、温かなアクセントを付けています。ブルーのソファやラグマットがおしゃれですね。
以上、COZY「SHIROKUMA」の事例を一部ご紹介しました。他にもたくさんステキなお家がありますので、ぜひ参考にしてください。
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WriterCOZY Life Plus 編集部
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